「エルマーのぼうけん」の続編です。と言っても,エルマーの冒険は,前作で終わっておらず,エルマーがりゅうを救い出してから,自分の家に帰るまでが描かれています。
今回,登場するのは知りたがりの病気にかかったカナリヤの王様です。
どうぶつ島から帰る途中,嵐にあったエルマーとりゅう。この先どうなるのかと心配させますが,ようやくたどり着いた島にいたのは,猛獣ではなく,カナリヤたち。
息子とハラハラしながら読んでいたのですが,少し拍子抜けしてしまいました。
そこで出てきたのが,「知りたがりの病気にかかったカナリヤの王様」。王様だけが,宝物の秘密を知っているのですが,そのために知りたがりの病気になってしまう。知れば知るほど,また知りたくなってしまう人間の性を感じさせます。
その後宝を見つけ出し,お土産を持って,無事生還。本当に最後まで楽しむ事ができます。
それにしても,エルマーはこの本でも,みかんを食べています。いったい,いくつリュックサックに入れて,いくつ食べたのか,一度表にして,確かめたくなりませんか?