アイルランド一の怠け者だというジェイミー・オルークのお話。
アイルランドの昔話だということで、妖精のレプラコーンのことも知らないのですが、そんなことは抜きで楽しめます。
今まで全てをかみさんのアイリーンにまかせていたジェイミーでしたが、かみさんが腰をいためて起き上がれなくなるとすっかり困ってしまいます。
相談しようと教会に行こうとした通りがかりに見つけた妖精のレプラコーン。
金貨をため込んでいるという妖精らしいですが、世界一大きなジャガイモになるという種を渡して逃げていきます。
本当にとてつもないジャガイモができました。
それを掘り上げようとしているところは、ジェイミーも働いていますがびくともしない。
村の人々と掘り上げたイモは転がって…。
ジャガイモを食べ続けてもうジャガイモは結構と思った村人たちのため、大きなジャガイモが結果的にジェイミーを助けてくれたお話でした。
最後にたくさんの金貨を前にニコニコしているレプラコーンが御愛嬌。
レビューで、アイルランドにおけるジャガイモの意味を知り、軽いと思ったこの絵本も背景があることを知り、昔話もあなどれないと思いました。