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世界の国からいただきます!(徳間書店)

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アンジェロ」 パパの声

アンジェロ 作・絵:デビッド・マコーレイ
訳:千葉 茂樹
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2006年05月
ISBN:9784593504497
評価スコア 4.5
評価ランキング 7,674
みんなの声 総数 17
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  • 物語も絵も素晴らしい

    年老いた壁塗り職人と弱ったハトの物語。
    壁塗り職人のアンジェロが仕事をする教会の屋根から見渡したイタリアの風景、見下ろした町の後継、ハトのシルビアが見上げた町並み、描かれている絵のアングルに他の絵本にない素晴らしさを感じました。
    そして、アンジェロの心弱った姿と、ハトに向ける優しさに、老いと自分の人生の最後を見つめる姿を見事に表現しています。
    若いころの自分だったら、仕事に厄介者だったはずのハト。
    見向きもしなかったハトへの思いやりは、アンジェロの熟成、人生への悟りを表現しています。
    弱って自分に委ねられたハトの命を見捨てることのできなくなったアンジェロ。
    アンジェロは仕事としての教会の壁塗りだけではなく、天使、神像の修復をしながら信心を深め、自分の死への思いを深めていくのです。
    シルビアと心を通い合わせるようになったアンジェロ。
    自分の死を悟ったアンジェロは、シルビアに素晴らしい贈り物をして息をひきとります。

    著者のデビット・マコーレーは、デザイン学校で建築デザインを学び、『カテドラル』、『ピラミッド』、『キャッスル』など、建築画に関する本が多いようです。
    略歴を知ってナットク。
    物語だけではなく、絵の素晴らしさは見てみないとわからないですね。

    投稿日:2011/05/20

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  • 死ぬということはどういうことなのか?

    • はしのさん
    • 40代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 男の子13歳、女の子11歳

    年老いていくアンジェロとアンジェロが死んでしまったら残されてしまうハトとの交流描いた絵本です。
    長い月日をかけ、教会を修理していくアンジェロの姿からは、仕事に取り組む真摯さや情熱が伝わってきます。
    また、仕事を終えてから死んでいくことと、残されるハトの今後のことを忘れずにいたことに、死ぬとはいったいどういうことなのだろう、と考えさせられます。
    絵本ですが、小学校高学年以上のみなさんに読んでもらいたい1冊です。

    投稿日:2009/01/21

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