新刊
ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック

ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック(Gakken)

SNSで話題!すてきな大人になるために大切にしたい「おやくそく」を紹介する絵本。

  • 学べる
  • 役立つ

みしのたくかにと」 パパの声

みしのたくかにと 作:松岡 享子
絵:大社 玲子
出版社:こぐま社 こぐま社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1988年
ISBN:9784772101493
評価スコア 4.76
評価ランキング 754
みんなの声 総数 28
  • この絵本のレビューを書く

立場で選ぶ

並び替え

3件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • 右から読んでみて

    この『みしのたくかにと』は、2022年1月に亡くなった児童文学者の松岡享子さんが、
     1972年に刊行された作品で、発表当時は「みしのたくかにとをたべた王子さま」でした。
     その作品がタイトルを変え、新たに刊行されたのが1998年ですから、
     長く読み継がれている童話といえます。

     このお話を知ったきっかけは、
     <スーパー書店員>である森田めぐみさんの『書店員は見た!』という本で、
     その中で、森田さんが子育てに悩む人への一冊として
     この本をすすめていたことから。
     なんといっても、このタイトル、『みしのたくかにと』が気になります。
     どういう意味? って、誰もが思うのではないかしら。

     ヒントは、昔の読む方。
     昔は横書きの文章って、右から左に読んでました。間違って、そんな風に読んだのが王子さま。
     今の読み方にすると、ね、「とにかくたのしみ」ってなるでしょう。
     ある国の王子さまがとっても窮屈な生活を強いられていて、
     たまたま村に出向いた時に「とにかくたのしみ」と書かれた立て札を見つけます。
     でも、王子さまはそれを反対から読んでしまったのです。
     「みしのたくかにと」って何だろう。
     この立て札を立てたのは、村のふとっちょのおばさん。
     何かわからないタネを見つけて、育てていたのです。だから、「とにかくたのしみ」。

     このおばさんのおかげで王子様は元気になるお話。
     子供には無理強いはしない、自由にさせるのが一番、
     それでどんな大人になるか、「みしのたくかにと」。

    投稿日:2024/10/06

    参考になりました
    感謝
    0
  • ふとっちょおばさんのように

    アサガオのタネかな、スイカのタネかな、とのかくたのしみ。
    タイトルを見て「何のこっちゃ」と思っていた自分ですが、アサガオのタネとスイカのタネの違いくらい解るだろうなどと思うようでは、この話には入っていけないのです。
    丸ごと受け止めてしまう太っちょおばさんのゆったり感は素晴らしいのです。

    勉強漬けで、他の子どもたちと友だちになれない王子様がいました。
    これほど勉強を強いられたらいやにもなります。
    右から読むか、左から読むか、逆さだということぐらい解るだろう。
    そう思ったら、この話の意味が失われます。
    視野が狭くなるほど、ストレスがかなりたまっているんだよな〜。

    この王子様と太っちょおばさんの出会いが素晴らしいのです。
    太っちょおばさんは子どもたちにとって、とても大事なことを教えてくれました。

    理屈っぽく読んではいけないのです。
    「るなにめたくかにと」な本でした。

    投稿日:2011/07/08

    参考になりました
    感謝
    0
  • 自由である幸せ

    あまりに意味のなさそうな題名ですが、普段の読み聞かせでも題名を反対から読んでみたりするので、息子はいつものジョークだと一度は聞き流しました。背表紙も見て、これが本当の題名だと理解すると、「本当に?」と目を丸くして嬉しそうな顔をしました。
    お話しの冒頭は「ぐりとぐら」のようなメルヘンを思わせる展開で、主人公の王子が“みしのたくかにと”を魔法の言葉だと思うあたりからファンタジーへ変貌するのかなと予想しましたが、実際は、ふとっちょおばさんが、魔法ではなく機転を利かせて、可哀想な王子を子供(人間)らしく暮らせるようにしてあげるというハッピーストーリー。読み終わったあと清々しさを感じました。
    息子には少し長いなので、二日に分けて読みました。逆さ言葉も何度か出てくるとついには暗記してしまって、何度も口に出していました。
    僕は、お話しの中のお国柄や時代背景は違えど、現代でも有りそうな物語に感じました。息子には(庶民の子供のように)自由に遊ばせてやりたいと願っていますから、カエルやバッタ採りに明け暮れた今日一日が、とても有意義で幸せに感じられた、そんな作品です。

    投稿日:2009/07/14

    参考になりました
    感謝
    0

3件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / おおきなかぶ ロシアの昔話 / がたん ごとん がたん ごとん / じゃあじゃあびりびり

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • うつくしいってなに?
    うつくしいってなに?
    出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
    きみの だいじなものは なに?窓から見えるいろいろな景色。夕暮れ、海、船、夜空、星、都会の明かり。
  • なまえのないねこ
    なまえのないねこの試し読みができます!
    なまえのないねこ
    出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
    ぼくは ねこ。なまえのない ねこ。ひとりぼっちの猫が最後にみつけた「ほんとうに欲しかったもの」とは…


人気作品・注目の新刊をご紹介!絵本ナビプラチナブック

みんなの声(28人)

絵本の評価(4.76)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット