金の星社の「はじめての絵本たいむ」シリーズの一冊。
中川ひろたか&平田利之さんのコンビでは、「つみき」「ことり」「たまご」「ひよこ」と4冊が発刊されていて、この作品は2作目にあたります。
10羽のことりが集まって、一羽の鳥にように見えるというのが前段のストーリーですが、少しデザインに凝り過ぎのような感じがします。
後段は、ねこが登場してきます。
でも、ことりが渦を巻いたり、連なったりするのは、考え過ぎた構図で赤ちゃんがどう受け止めるのか疑問です。
平田利之さんの絵は、とても輪郭がくっきりしているので認識しやすく、赤ちゃん絵本としては、ぴったりの作風だと思いますので、もっとシンプルな構成の方が良かったと思います。
他の3作が良かっただけに、厳しい採点になりましたが、魅力的なキャラは見る価値がある作品だと思います。