ウオルシュのいろとかずの絵本の数の方の作品です。
原題は、Mouse Count。
野原に10匹のねずみが遊ぶシーンで始まりますが、どうも、作者が10人兄弟であることにも由来しているようです。
みんな眠ってしまったところに、へびがやってきて、後で食しようとビンに捕獲します。
「かぞえておこう
ねずみが 1匹・・…
2匹・・…
3匹・・…
まだ たりないなあ」
という具合に1匹ずつ捕獲しては数えていきます。
10匹全部捕まった時に、利口な1匹が、
「あっちに おおきいのが いたから みておいでよ」
と囁くと、へびは騙されて居なくなります。
その隙に、10匹でビンを揺らして倒して脱出を試みるのですが、単純だけど愉快な展開です。
間抜けなへびという構図もあり、実に分かりやすいので、セカンドブック辺りにオススメしたい絵本です。