みいちゃんの鼓動がページごとにビンビン伝わってきます。
「よし、おつかいにいくぞ」という高揚感、友だちに伝える誇らしさ。このチャレンジには、失敗があり、とまどいがあり、ドキドキ感も孤独感も味わいます。
そして思い切って叫んだ勇気が、ホッと自分を安堵させ…。
「おつかい」ってなんとすごい冒険か!
読んでいる子どもたちも、一緒にハッとしたり喜んだりします。
何度何度も「読んで!」とせがまれる絵本です。
登場する大人を、「そうそう、昔こんなふうに見えていた気がする」と遠い記憶でうなずきながら読み聞かせました。