ロンドンの新聞Sunday TimesにNewton’s Lawの題名でコミック連載されている作品の日本での第一段。
英国では、かなり人気があり、グッズも豊富にあるようで、ホームページも開設されていました。
そんな絵本なのですが、訳を木村 裕一さんがされていて、これからヒットしそうな予感のする作品です。
そもそもくまのニュートンは、おもちゃ工場で生まれた不良品のぬいぐるみ。
お店に並べられなかったので、フェロー社長に拾われて御屋敷で暮らしているという設定です。
お話は、ニュートンの雨の日の一日を描いているのですが、長靴が片方見つからないのです。
そこで、物置の中を探します。
その発掘作業は、困難を極めるものの何とか見つかります。
その後もいろいろ問題が発生するのですが、ニュートンは前向きであきらめないという姿勢で解決していくのです。
表紙の但し書に、
「ニュートンは、鋭い感性と観察力で人間社会の真理をとらえ、かずかずの名言を生む。
その言葉は、Newton’s Lawと呼ばれ、世界中、たくさんの人々に勇気と希望を与え、愛され続けている。」
とありましたが、まさに子供から大人まで対象にした絵本だと言えるでしょう。
暖色系の色遣いの絵も、誰にでも受け入れられる親しみやすいものと言えると思います。
今回のNewton’s Lawは
「こまった ときこそ それは いいことのはじまりだね」
わかりやすい心理学とか自己啓発に近い趣があると言えると思います。
最初に、「To From」を書き込める頁があるので、プレゼントにも最適だと思います。
久しぶりに続編が楽しみでたまらない絵本と出合いました。