フンガくんシリーズが我家で人気の国松 エリカさんの作品です。
経歴で、1992年までメーカーでデザイナーとして勤務とあるので、1995年発行のこの作品は、ごく初期の作品になります。
表紙を見ると、きつねと動物たちが仲良くお風呂に入っているのですが、物語はまるで別物。
お風呂は、鳥とか兎を捕まえる小道具に過ぎないというきつねのお話なのです。
でも、全く思惑通りにいきません。
人が良すぎるということもあるのでしょう。
宮西達也さんに登場するオオカミと全く同じポジションにいるきつねなので、家族みんなで思わず大笑いしてしまいました。
でも、無駄に終わったお風呂ですが、最後にきつねの疲れもとってくれて納得の終り方でした。
安心して読み聞かせすることができる絵本です。