おじいさんがおはぎを落っことして始まる物語・・。
昔話でよくある展開かな・・と読み進めると、
思いがけず新鮮なストーリーで、意表をつかれます。
まず、おはぎが穴に落ちない。
カナヘビ夫婦の赤ちゃんとして家族に迎えられる、という展開は
かなり新しい!
床下におはぎちゃんが入っていってしまったとき、
「あぁ〜、絶対ネズミと遭う。かじられるな・・。」と思いきや、
個性的な新キャラが登場!
裏切られ続ける展開は、
大人も子供も楽しめます。
ただ、インパクトがあるのは、筋書きだけではなく、その絵も。
蝶々が芋虫を抱えて飛んでいるシーン、
不思議な設定なのに表現自体は妙にリアルで、ちょっと気持ち悪い。
それから床下で出会うぼたもち夫婦。
全然かわいくない・・・というか、なんか不気味。気持ち悪い。
この不気味さがくせになるんだろうか。
娘は結構気に入っている。