息子が,「お父さん,学校に面白い絵本があったよ」と言って教えてくれた「まくらのせんにん」シリーズ。かがくいさんの急逝で,これが最後の贈り物になってしまいました。
そう,きりん,うさぎと動物たちが,次々に謎の穴に,はまってしまいます。
前作の「さんぽみちの巻」で,寒さに困った者?たちを鮮やかに救ってあげた「せんにん」様ご一行。今度は,どうやって助けるのかなと思っていると,何のことはない,「せんにん」自身も穴にはまってしまいます。
さて,「せんにん」は,この危機をどうやって切り抜けるのか?
かがくいさんの絵本は,本当に面白くて,ほのぼのと気持ちが暖まります。そして,その優しさが押しつけがましくないのが,うれしい。
そして,この絵本では,読んでいる人が,いつの間にか,絵本の世界に入り込んでしまう「しかけ」があるのですが,それが違和感なく,自然に楽しめます。
この絵本は,絶対に子供さんと一緒に読んでください!とても楽しい絵本です。