馬に乗った兵隊が獣を追いかけています。反対側からラクダに乗った兵隊がやってきます。そして2人で獣を倒します。そこでの挨拶が「サルビ」と「ビルサ」。そして戦いが始まります。
敵対する人々の言葉が逆さまになっています。これが戦いの原因なのか?それとも単に一匹の獣の奪い合いなのか?
カタカナで表現されている言葉を、絵を見ながら解読してみました。「モジモジ、ジモジモ(まてまて)」、「サルビ、ビルサ(俺が捕らえた!)」………。しかしこれは単なる推測です。「サルビ、ビルサ」が「俺が捕らえた!」ではなく「あなたが捕った」だったら?戦っている人々も、相手の不可解な言葉を間違えて解釈したために戦いが始まったのだとしたらどうでしょう?考えようによっては、とても奥が深い内容です。
言葉のおもしろさで読むなら小さなお子さんが対象となるでしょうが、内容を考えると小学校高学年ぐらいでも良いと思います。