この作品は、1995年にロビン・ウィリアムズ主演で映画化されています。
家族4人で見たのですが、全員が大好きと言える数少くない映画の一つと言えます。
原作の絵本になるのですが、1982年のコルデコット賞の受賞作です。
お話は、ピーターとジュディが木の下に置いてあった「ジュマンジ」というボードゲームを見つけるところから始まります。
試しにやってみると、ゲーム上の出来事が現実化するというゲームだったのです。
ライオンが出てきたり、サルが台所で暴れたり、スコールが降ったりと正に家がジャングルと化してしまうのです。
最後の頁には、いつものオールズバーグに見られる次への余韻もあって、息をつかせない作品に仕上がっていると思います。
物語も素晴らしいのですが、やはりこのモノクロの絵には脱帽です。
コンテペンシルとコンテ粉を併用することで、モノクロにも関わらす色彩が鮮やかで、色の魔術師と呼ぶに相応しい出来映えです。
絵に引き込まれそうな感覚を是非楽しんで欲しいと思います。
物語の構成の素晴らしさと絵の出色の出来栄えは、あらゆる年代の方を虜にすること間違いありません。
文章が長いので、小学生くらいからが対象になると思います。