昨日(2011年1月22日)、「あきやまただしの絵本ライブ」を見てきました。
なるべく多くの人に参加して欲しいというあきやまさんの意向で、150人の定員のところ、何と400人の参加だったそうです。
ギターを持って登場した時、半袖だったのですが、直ぐに理由がわかりました。
絵本作家というより、ライブという表現がピッタリする熱演で、汗ダクダクになりながらステージをこなしていました。
読み聞かせ、クイズ、歌ありで、最後は、はなかっぱのおんなじキモチを全員で踊りながら終えたのですが、子ども達は大満足だったようです。
やはり、あきやまただしさんは、天才というか奇才だと思いました。
そんな余韻に浸りながら、あきやま作品を読みました。
金の星社の紹介文に、「うみキリン」「とんとんとん」「ぴかぴかドキドキ」に続く第4弾とありました。
その連続性が分かりませんでしたが、内容はあきやまワールドそのものでした。
主人公のくまくんは、おとうさん、おかあさん、おにいちゃんの4人家族。
くまくんの特技?は、驚いたり、怒ったり、悲しんだり、喜んだりすると、風船みたいに膨んでしまうこと。
膨らんだ後は、破裂してひょろひょろになってしまうのですが、息を吸ったり、水を飲んだり、おやつを食べたりすると元に戻るという話です。
はじける瞬間の絵なんて、あきやまさんならではのもの。
膨らんだ時、その感情を表現する色になっていたりと、見て楽しむ要素も多いのですが、やはり、この単純明快なストーリーが秀逸です。
エンディングも納得もの。
2歳〜3歳ぐらいの読み聞かせにオススメします。