先に読んだ『きんいろきつねのきんたちゃん』をいもとようこさんの絵で、リメイクした作品ですが、いろいろに考えさせられました。
『きんいろきつねの…』では、かこさとしさんが絵も描かれていたので、かこさんの思いが、ストレートに伝わってきましたが、この絵本では、いもとようこさんの芸術性を加えて、感動的な物語に高められています。
感動が問題意識を呼び起こしているようにも思いました。
さらに後書きに、かこさんの思いが込められていました。
20年を経て、自然破壊は改善されていないと言うことです。
さらにこの本が出されて20年を経た今、住みかを失った動物たちの逆襲が始まっているようで、ちょっと怖くも感じました。
感動的な絵本ですが、常に問題意識をもって受け止めなければいけないと痛感しました。