小気味よく進むストーリーが気持ちよく、あさたろうを始め
味わい深い出で立ちのキャラクターが織り成す人間模様に、
これぞ時代劇という流れがしぶいシリーズ4巻目ですが、
ながきちが「気になるぼうずを見かけたもので」と言った次
ページにあさたろうが街道を走ってる場面、おてつを自分の
ものにと悪巧みする灰かぶりの豆ぞうが登場する場面の次ペ
ージに、三年前の事件(おてつの父、火の玉のおやじさんが
闇討ちに合う)の回想を持ってくる構成がしぶいです。
今回父親とのご対面かと思いきや、まさかまさか次回への
持ち越しってことで、最後のページ「あっ!ながきちさん」
というおてつのセリフで終わる展開におおー!っと盛り上が
ると思います。
娘はこのシリーズ、なぜか悪者以外にねぎ汁の巻き添えを、
ちょっとだけ食らっている人達が気になるようで、涙をポロ
リと流すおてつさんを見つけて喜んでました。
お気に入りの場面
娘:ねぎ汁の巻き添えをちょっとだけ食らっている人達
息子:見開きページいっぱいのねぎ汁攻撃
僕:これぞ時代劇と感じるストーリー