「おいしいともだち」シリーズの一冊。
とよた かずひこさんと言えば、我家では「ワニのバルボン」シリーズが人気があります。
「おにぎり」と「すいか」とこの「りんご」が君で、「なっとう」「とうふ」「たまご」がさんという棲み分けになっています。
物語は、表紙を捲った瞬間から始まっています。
りんごの木の上で、1個のりんごに仲間のりんごが忍者衣装を着せて、刀を渡しているシーンがあります。
次のページから、本当のお話の始まりなので、見過ごしてしまいそうです。
要は、このりんごは何か特命をおびているという設定なのでしょう。
途中、うさぎに追い駆けられたり、カラスに捕まったりと、幾つかの危機を乗り越えて、最終目的地に何とか到着します。
最終目的地が、お弁当箱というのが、実に洒落ています。
それも、懐かしいうさぎりんごというのもGood。
キャラクターは今一歩の感がありましたが、物語はそれなりに良かったと思います。
文章が少ない分、2歳前後位から読み聞かせが出来る絵本です。
うさぎりんごを実際に作ってみると、良いのではないでしょうか。
これなら食育にも役立つことでしょう。