今、注目している新井 洋行さんの作品なので読んでみました。
新井さんの作品では「あけて・あけて絵本 れいぞうこ」「あけて・あけて絵本 おしいれ」が、とても気に入っています。
18.6cm×18.6cmの変形の絵本で、2011年6月14日に「ひ ぼうぼう」と一緒に発刊されています。
「ひ ぼうぼう」は、縦開きの珍しいものでしたが、この作品は横開きというオーソドックスなもの。
背景は白。
そこに、水色の水玉がいろんな表情をしながら落ちてきます。
地面に落ちると、水玉が壊れるのですが、そこにも表情があります。
滝のように降ってきたり、水道の蛇口の水のように流れ落ちてきたりと、水が様々な表情を見せながら落ちてくるというシンプルなストーリーになっています。
水に表情があるというのも良いのですが、何と言ってもその擬音が秀逸だと思います。
「ぽた ぽと ぽしゃ」
「ざあー!ざざざあー!」
「ちょろ ちょろー」
「じょぼぼぼー!」
「たぷん たぷん」
等などの、確かに水って、こんな擬音を発するかな?という展開が、赤ちゃんの心に響くこと間違いないと思います。
白、水色、黒という色しかないシンプルな絵ですが、その分、水のキャラクターが分かり易く、赤ちゃんも夢中になるはず。
お風呂などで現実の水の姿を見せて上げると、実に効果的だと思います。
ファーストブックにオススメします。