ちょっとだけ」 パパの声

ちょっとだけ 作:瀧村 有子
絵:鈴木 永子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:2007年11月
ISBN:9784834022995
評価スコア 4.82
評価ランキング 210
みんなの声 総数 399
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  • なっちゃんを見ているだけで

    • 読み聞かせパパさん
    • 40代
    • パパ
    • 群馬県
    • 女の子12歳、男の子10歳、女の子7歳、男の子4歳

    なっちゃんの顔を見ているだけでせつなくなります。
    妹のため、お母さんのため、がまんしたり、がんばったり、さびしい気持ちになったり‥‥。
    なっちゃんの小さな体いっぱいに表された思いが、繊細な筆づかいで描かれています。ジーンと伝わるなっちゃんのけなげさ。絵が心にくる本です。
    同じあわただしさを味わうたくさんのお母さんたちに、最後にすてきな言葉のプレゼント――「いっぱい○○してもいいですか?」これはもう、魔法の言葉。がんばった我が子にかけてあげたい。やっぱりママが言つてあげるのがピッタリでしょうね。
    「いいですよ!」と答えるなっちゃんの笑顔。その晴れやかさ。こちらも自然に微笑みます。裏表紙のバギーを押すなっちゃんの姿からも気持ちを感じます。

    投稿日:2010/09/21

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  • ちょっとだけ上の子の気持ちがわかりました

    • なっちゅんさん
    • 30代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 女の子4歳、男の子0歳

    うちも下の子が産まれて上の子が「お姉ちゃん」になってから一人でいろいろできるようになりました。下の子の世話もすすんでするようになりました。
    そんな子供の成長を普通に喜んでいたのですが、この絵本をはじめて読んだときに、ちょっとだけ上の子の気持ちがわかりました。思わず上の子をぎゅっと抱きしめました。上の子のこころの成長に気づくことができました。
    子供はこの絵本の意味をどこまで理解しているのか分かりませんが、親にとって大事なことを教えてくれました。パパ&ママにおすすめしたいです。

    投稿日:2007/08/04

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  • 名作

    • レッカーさん
    • 30代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 男の子2歳、男の子0歳

    これから下の子が生まれる方などには、本当にオススメできます。
    わがやでも下の子が生まれるちょっと前から読み始めて、下の子が生まれた今でもお気に入りの一冊です。絵もやらかくて本当に素敵な絵本です。
    瀧村 有子さん、鈴木 永子さんのペアの絵本もっと出してほしいです。

    投稿日:2021/12/08

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  •  ふたつちがいの弟がいた。
     残念ながら、弟が生まれた時のことは覚えていない。少しだけ、おにいちゃんになったはずなのに。
     けれど、自分の娘の場合はちがう。
     ふたつ遅れて、妹が生まれてきた時の、上の娘のことはよく覚えている。
     それまであまり甘える子ではなかったが、妹が生まれてから甘えだした。忙しいママに構ってもらえなくなって、指吸いが始まった。この癖はそのあと、なかなか治らなかった。
     そういうことで彼女なりに心のもっていき場をさがしていたのだと思う。

     この絵本は、なっちゃんという女の子のおうちにあかちゃんがやってきたところから始まる。
     ママと手をつなぎたいのだけれど、あかちゃんを抱っこしていてママの手はふさがっている。しかたがないから、なっちゃんはママのスカートを「ちょっとだけ」つかんで、歩く。
     牛乳を飲みたいのに、ママはやっぱりあかちゃんのことで忙しい。なっちゃんは一人で冷蔵庫から牛乳を取り出して、初めて一人でコップにいれる。テーブルの上には、こぼれた牛乳が。
     パジャマも一人で着ないといけないし、髪の毛だって、自分でくくる。
     いつも「ちょっとだけ」うまくいく。
     つまり、その残りはママほどにうまくいかないということだ。

     遊んだあとは、ちいさいなっちゃんはまだ眠くなってしまう。
     そして、とうとう、「ママ、”ちょっとだけ”だっこして・・・」とせがみます。
     この時のママの答えが、いいのです。
     「”ちょっとだけ”じゃなくて、いっぱい だっこしたいんだけど いいですか?」
     なっちゃんの、とびきりの笑顔が光ります。

     文を書いた瀧村有子さんは実際の生活でも三児のおかあさんだそうです。この視点はおかあさんだからこそ生まれたものともいえます。
     絵本はこの作品が初めてだそうですが、やさしくて簡潔な文章は余韻を残します。
     また、鈴木永子さんの絵がとてもいいのです。なかでも、ママに「いっぱいだっこしたいんだけど」と言われたあとの、さっちゃんの笑顔の素晴らしいこと。
     文と絵の、おみごとな調和は「ちょっとだけ」ではありません。

    投稿日:2014/04/20

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  • いい絵本ですね

    • キースパパさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子3歳、女の子0歳

    下の子が産まれてしばらくたってから、読んであげました。
    イラストのなんともいえないほのぼの感といい、お話のシンプルさといい、分かりやすくてとても暖かいいい絵本だと思います。
    奇をてらったところが全くないので、心に直に落ちてきます。
    少し感動してしまいました。

    投稿日:2013/10/11

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  • 精一杯の「ちょっとだけ」

    お姉さんになったなっちゃんの精一杯の我慢と努力。
    確かにまだまだなんだもできるわけではないけれど、この「ちょっとだけ」がとても素晴らしい言葉だと思います。
    弟、妹が生まれたお姉ちゃんって、こんな思いでいるんだなと感動しました。
    牛乳もちょっとこぼしてしまって、ボタンもなんだか掛け違ってしまって、でも、とても健気で可愛いのです。
    それでも最後にお母さんにいっぱい甘えられて良かったね。
    これはお母さんと子どもの世界ですね。

    投稿日:2012/01/03

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  • がんばるお姉ちゃんにエールを!!

    上の娘がお姉ちゃんになった時に読んであげました。
    たまたま同じ「なっちゃん」であったためか
    読み進めているうちに妻が感極まってしまいました。

    自分もお兄ちゃんであったため
    共感が持て感銘を受けました。

    子供が自分より弱い立場の子供を見たとき
    自分を押し殺すその優しい健気さは
    とても愛おしく感じます。

    でも、我慢のしすぎは毒ですよね。

    この絵本では我慢するだけでなく。
    大人がその健気さを目の当たりにし
    わざと隙を作ってあげることで
    子供らしさを引き出す術も教えてくれた気がします。

    お姉ちゃん、お兄ちゃんは
    「お姉ちゃんだから」「お兄ちゃんだから」
    といわれる前から知らないうちにいっぱい我慢しています。

    お兄ちゃんもお姉ちゃんも妹も弟も
    みんなに読んでもらいたいけど
    一番読んでもらいたいのは
    パパとママとおじいちゃんとおばあちゃん
    なのかも知れません。

    投稿日:2010/12/17

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  • ゆったりと

    我が家にももうすぐ二人目が生まれるということで、有名なこの本を夫婦でそれぞれ読みました。やはり二人目が生まれるということは今までずーっと一人目のものだけだった時間が少なくなるということで、それを二人ともちょっと気にしていたからです。この本をみて、一人で大きくなろうとするなっちゃんの姿に近くお姉ちゃんになる娘の姿を重ねました。お姉ちゃんになっても、ママのことを必要とする時間があって、それを大切にできるように、ゆったりと子育てできたら良いな、と改めて思いました。

    投稿日:2010/08/26

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  • 自立するのも大変だ……

    • はしのさん
    • 40代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 男の子14歳、女の子12歳

    何がすごいって、おねちゃんになったばかりのなっちゃんの行動です。
    なっちゃんはママと手をつなぎたかったけれど、ママは赤ちゃんをだっこしているので、ママのスカートをちょっとだけつかんで歩く。その後もママと赤ちゃんを気遣い、なんでも一人でやろうとするのです。ブランコのシーンは寂しそう。
    最後は「ちょっとだけ」ではなくて「いっぱい」だっこしてもらうんですけどね。
    作者が三児のお母さんだけあって、子どものことを良くわかっていらっしゃるし、画家の方もさっちゃんの微妙な表情を描いています。

    確かに、子どもには自立するタイミングがありますから、さっちゃんはまさにそのときだったのかもしれません。
    それでもお母さんとの関わりを持たずに、誰も見ていないところで一人でできることはしようとする姿はかわいそうでなりません。
    読みすすめていると、もうそろそろ、さっちゃんを見てあげてよ、と思ってしまうのです。

    投稿日:2009/08/12

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  • ママのお気に入りです

    お姉ちゃん・お兄ちゃんになる子へオススメしたい絵本ですね。
    主人公の女の子の描写がとてもいじらしく、可愛いです。
    特にお母さんはぜひとも我が子に読んであげたくなるのではないでしょうか?
    やわらかいタッチの絵で、読んでいると優しい気持ちになれます。
    個人的には最後の赤ちゃんの絵が、とても気に入っています☆

    投稿日:2009/03/17

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