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食べ物にも困る貧困生活。 父親不在の家族に3姉弟と夜勤で働く母親。 子どもたちのみすぼらしい服装を見ただけで、胸が熱くなります。 母親が出かけた後の「ジャガイモどろぼう」も、収穫してきたものが「いしころ」であることも、絵を見ていると推測できてしまうのですが、それ以上に子どもたちの真剣さが伝わってくるのです。 母親のために良いことをするのだと、姉のメイベルは自分に言い聞かせているのです。 何も知らない末っ子のエディは、やっていることが理解できません。 子どもたちが必死になって持ち帰ったのは石ころだったけれど、とても大切なものを持ち帰ったようです。 父親不在の重さを痛感させられる一冊。 なんだかジーンとしてしまいました。
投稿日:2011/11/29
2008年のアメリカの作品。 登場するのは、母、メイベル、ぼく、エデイという4人家族。 食べるにはひどくことかいていた一家。 立派な母さんのために、長女のメイベルが考えたことは、 「ケニーさんとこの畑からあたしたちがとらなかったとしたらさ、じゃがいもはきっとくさっちゃうんだから。それって、すごくっもったいないことだわ。」 「ものは良いよう」とは良く言ったもので、単なるじゃがいも泥棒をするということ。 母さんが夜勤の日に3人は決行します。 貧しさからくる悲壮感はなく、子供達は、夜の冒険にワクワクしながら泥棒をしているようです。 その成果と言えば、ほとんどが石ころで、じゃがいもは少ししかありません。 あたり一面が畑で、月明かりしかないのですから、じゃがいも掘りが上手くいくはずもないのは、自明の理。 がっかりしているところに、帰ってきた母さんが全く喜ばないことが、追い討ちをかけるのです。 母さんのその泥棒行為に対する裁き、また、農場主の対応を見ると、お手本のようなものです。 何でも叱るだけでは、物事は解決しないのだと、改めて思い知らされたような気がします。 こういう失敗の経験を通して、子供は成長を重ねていくのでしょう。 貧乏を売りにしたTV番組が数多く放映されています。 最初は面白がって見ていた自分がいるのですが、何か違うと思い始め見なくなりました。 そんな自分が求めていたものは、この絵本の中にあるような親子の関係ではないのか? 心の琴線に触れた思いがしています。 文章は、ぼくが、ことの顛末を、少し離れた位置から冷静に、ユーモラスに、口語体で語りかけてくるもの。 ぼくに感情移入してしまうお子さんは、多いのではないでしょうか? ノスタルジックな雰囲気を醸し出す絵も、このストーリーにマッチしたもので、完成度の高い作品となっていると思います。 読めば読むほど、味わいの深さが感じられる良質な絵本としてオススメします。
投稿日:2011/10/10
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