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希望の筆 ダウン症の書家・金澤翔子物語」 パパの声

希望の筆  ダウン症の書家・金澤翔子物語 文:丘 修三
出版社:佼成出版社 佼成出版社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2011年12月
ISBN:9784333025091
評価スコア 4.33
評価ランキング 16,299
みんなの声 総数 2
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  • ダウン症と聞くと、障害者の中では理解のできないでいた世界。
    その家族の大変さは思いやるけれど、どこか遠い世界に感じていました。
    そして、ダウン症を持って生まれた子どもたちは、どうしても差別対象になってしまうだろうと、それも遠い世界のようにして思っていました。

    この本はそんな自分の認識に対して、とても衝撃的でした。
    ダウン症をもって生まれた金澤翔子さんが、筆を持つと人を感動させるすばらしい書道家になったのです。
    般若心経を始め、本の中に描かれている書は心打つものばかりです。

    そして、この本はその大書道家が育ってきた道を切々と描いています。
    少し知恵おくれの翔子さん。
    なかなか社会に受け入れてもらえなかった翔子さん。
    その翔子さんを受け入れてくれた保育園での生活が、翔子さんの道を築きました。
    親にして思えば、守りたい存在が、自分で育っていく、自分で理解するのを待ちましょうと、園長先生は自立することを待ちました。

    その中で、翔子さんは思いやりや、人とのコミュニケーション力を鍛えていったのです。
    欲のないその姿は、筆でストレートに自分の思いを表現するまでになりました。

    昨年の大震災の後、被災地を訪れては書展を開いたり、人々を励まそうと乗り出した翔子さん。
    これでは逆ではないですか。
    人々にたいして強い影響力をもつまでになった翔子さん。

    素晴らしいノンフィクションです。

    投稿日:2012/06/15

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