2000年コールデコット賞オナー賞受賞作品。
モリー・バングは、1981年「The Gray Lady and the Strawberry Snatcher」、1984年「Ten Nine Eight」でもコールデコット賞オナー賞を受賞しています。(両方とも未訳)
1943年生まれのモリー・バングは、1965年〜67年同志社大学で18か月間英語の教鞭を取り、その後朝日新聞ニューヨーク支社で通訳業、ユニセフなどの仕事をし20冊以上の作品を描いています。
日本に縁のある作家なのに、この作品意外が全て未訳というのは、残念です。
原題は、When Sophie Gets Angry ― Really Really Angry.
確かに、「ソフィーはとってもおこったの」という訳になりますね。
ソフィーがゴリラの人形で遊んでいたら、妹がやってきて取り合いになるシーンから始まります。
ママまで妹に見方。
ソフィーの怒ったシーンは、パンチしたり火を噴いたり活火山になったりと良い感じでその怒りを表現しています。
怒りを鎮めるのは、気にいったブナの木の上。
納得できるものの、子供が読んで楽しい作品なのか?一寸疑問でした。
どちらかというと、大人向きの絵本かも知れません。