だいじん、ステキだなぁ。
読後にまず思いました。
日頃、だいじんから「勉強しなさい。頭の悪いと皆にバカにされますよ」と注意(小言?)されている王さまは、だいじんを見返したくて名探偵になろうと思います。
でも事件がないと名探偵の出番がないため、王さまはなんと自分で事件を起こします。
城の中は大混乱。
だけど、だいじんは冷静に対応していき。。。
王さまは見栄っ張りで向こう見ずで、かわいらしい。
小さな子どもみたい。
だいじんは、すぐに真相に気付いたと思われるけど、王さまの思惑通りかそれ以上に大げさな行動を取り、チクチクと王さまへ苦言を呈するのも忘れない。
王さまの思惑通りに振る舞っているように見せ、実は王さまを手のひらで転がしています。
だいじんの見事な振る舞いにより、王さまの気持ちが変化していく様がおかしくて微笑ましいです。
また、最後には王さまを勉強させる気にさせたのは、本当にあっぱれで晴れやかな気持ちにさせてくれます。
娘が私にウソをついてきたり騙そうとしてくるときには、だいじんのように娘に騙されたように振る舞いながら、娘を手のひらで転がしたいものです。