わたしのきもちをきいて 2 手紙」 パパの声

わたしのきもちをきいて 2 手紙 作・絵:ガブリエル・バンサン
訳:もり ひさし
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1998年
ISBN:9784892386688
評価スコア 4.33
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  • 痛々しいほどに…

    私の気持ちが解ってもらえない。
    そのために「家出」した女の子の続編です。
    両親に自分の気持ちを伝えるために手紙を書こうと思う女の子。
    手紙を書こうと思うのだけれど、家の中でも、人が見ているところでも、手紙は書けないのです。
    ここまで追い詰められてしまった女の子の心中を考えると、痛々しさに心痛みます。
    裏扉に書かれた手紙を読むと、あまりにも「たわいのない」気持ちを伝えるために、これほど女の子が苦しんでいることに、とても複雑な思いになってしまいました。
    ただ、昔のようにそばにいてほしい、遊んでほしい、相手にしてほしい。
    子どもにとっては当たり前の感情。
    親にとっては当たり前のことではありませんか。

    女の子が疎外感を覚えたのは何故?
    親との距離感に苦しむのは何故?
    どんな親なのでしょうか?
    この絵本を読むと、多分ごく普通の親なのだと思います。
    ごく普通だけれど、どこかですれ違ってしまったふれあいが、気が付けば見えなくなるほどに離れてしまったレールなのでしょう。
    ごく普通だけれど、女の子の気持ちを受け止めるゆとり、女の子に安心感を持たせる包容力に問題があったのでしょう。

    子どもをここまで追い詰めてはいけない。
    手紙を書こうなどと思わなくなったら、もう子どもと心のふれあいを回復させるのは難しい。
    これは、親へのメッセージです。
    なんだか、わが身を振り返って、考え込んでしまいました。

    投稿日:2012/05/21

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