この本を読み聞かせしてあげるとき、
わたしはいつもリズムをとるようにします。
あぐらをかいた足のいすに孫をのせて、
♪まごが、おばあ〜さんをひっぱってぇ♪
からだを少しゆすりながら、
いっしょにひっぱているようにして読んでいきます。
♪おばあさんが、おじい〜さんをひっぱって♪
♪おじいさんが、かぶをひっぱってぇ〜♪
♪うんとこしょ、どっこいしょ♪
このくりかえしはだんだん心地がよくなるようで、
いつのまにか孫もいっしょにうたいだします。
これといったふしまわしはありません。
でもリズムをつけて読んでいくと、
不思議にうたになってしまう絵本なのです。
♪うんとこしょ、どっこいしょ♪
かぶがやっとぬけたときのけぞるようにしてあげると、
ほんとうにぬけたような感覚になり、孫は大喜びでした。
おおげさないいかたかもしれませんが、
体を動かしながら読む楽しさを教えてくれる一冊です。