初めて読んだのはブームになった頃ですから、随分昔ですが、
文字通り、時間に追われた生活をしていると読みたくなります。
円形劇場の後の小屋に住み着いた小さなモモのお話です。
モモは魔法とかそんなものを持っていたわけではありませんが、いつの間にか町のみんなはモモが大好きになっていました。
とりわけ子供達は。
モモが、一心に話に耳を傾けてくれていると
みんなは、本当に大切なことに、自分で気づいてしまうのでした。
ある時から、この街に奇妙なことが起こり始めます。
灰色の男たちの出現です。
モモはカシオペイアと言う30分先の未来を見る事のできる亀の誘導で、マイスターホラの元に行きます。
そこで、モモは人間に与えられた時間の真実を知ります。
最後の闘いは、モモの勇気とカシオペイアの助力で、平和を取り戻すことができますが、ハラハラどきどきです。
毎日を楽しみながら、大切に過ごしたいと思えるお話です。