ベラルーシの昔話です。
昔、動物たちは、誰もしっぽを持っておらず、ただ一人しっぽがあるの
は、ライオンの王様だけだったのです。ライオンの王様は、動物たちが
しっぽがないので困っていると知ると森の動物たちにしっぽがほしいも
のは、御殿にとりにくるように通達してしっぽを与えました。
ライオンの王様が、誰にも平等で先に御殿に着いたものから順番に自分
の好きなしっぽをもらうようにしたので、さすが上に立つものだと感心
しました。統率力があって国を纏める人だと思いました。
立場だけを利用して自分だけいい目をみたいこの頃の出来事が日常茶飯
事ですがライオンの王様は違っていました。
最後のうさぎさんのしっぽは、残り物に福があるって思いました。
とってもお似合いだったし、なにより謙虚なうさぎさんの態度がよかっ
たです。くまさんは、性格がとても出ていて笑えました。あなぐまさん
はなんとも気の毒でした。とても面白い絵本だと思いました。