引っ込み思案のこうちゃんが、かたっぽだけ自分の水色の長靴が無くなっているのに気がつきます。残っていた赤い長靴を左足に履いて、自分の水色の長靴を右足に履いて「とりかえっこ」をしに探しまわります。
最初に出会った女の子と草色の長靴と取替えっこをして、次は黄色の長靴と取替えっこをしているうちに、大勢で遊んでいる子たちに、「ぼくも いれて ぼくも いれて」と一緒に遊んでいます。人との関わりで少し要領よくなったようです。最後には無事に自分の水色の長靴を履いて家に帰れます。随分ややこしく間違えてたようです。昔、娘も片方づつ違うのを履いていたのを思い出してとても懐かしく思いました。友達ととりかえっこしたのではなく自分の靴をだったのですが、幼い頃の写真に目を細めて眺めている私です。にしまきかやこさんの絵が大好きな私です。そんな優しい気持ちになれてとても幸せな私です。