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きみとぼく(文溪堂)
谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語
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最近の絵本は、いまどきの絵(可愛い絵)がおおいですよね。子どももそのほうがなじみやすいかと思いますが、この本のような少し恐怖を感じるような絵本も大切だと思います。テレビやビデオのように動かない絵本は自分で想像を膨らませないといけません。だから絵本は、想像力・表現力をつけるのに大切なのです。いろんな絵とお話の絵本を子どもにたくさん読んであげましょう!
投稿日:2010/08/09
昔話しを絵本にする時、特にやまんばとか鬼とか天狗とかが悪者として登場するものは、このくらいダイナミックに表現していいと思います。言葉の描写もおもしろく、日本語の豊かさを実感します。 ただ0〜3、4歳の子どもには怖いかもしれません。だから読み聞かせをする時期を待って、選んで読んであげてほしいと思うのです。 素直で正直なこぞうさんと、したたかでとんでもない存在のおばば(やまんば)と、こちらも違った意味で少々したたかでトンチのきいた和尚さんそれぞれの役回りがはっきりしていてとても楽しいです。7〜8歳くらいの子ども達には思いっきり声色を使って読んでもいいのでは…!というか思い切り声色を使って読んでみたいなぁと思います。
投稿日:2007/01/05
こぞうさんが三枚のお札を使ってピンチを乗り切っていくお話です。 怖くてドキドキ・ハラハラする内容なので、読み聞かせをしていると、子どもたちも見入ってしまいます。 特にこぞうさんがトイレに入って言う”まだまだピーピーのさかり”という場面では、子どもたちから笑い声が出て、緊張感がほぐれる印象を受けます。 昔話なので、一度は子ども達に読み聞かせてあげたいオススメの一冊です☆
投稿日:2024/11/26
低学年のほとんどのクラスに読み聞かせで使っています。 おにばさから逃げまくるシーンでは、みんな息をつめて聞き入っています。 ただ、新潟県の昔話の口伝をそのままに絵本ににているようで、方言が入っていて注釈が必要な部分もあります。 そして、オチの部分は意外にあっけなくて「ぽかーん」とした表情の聞き手たちもいたり。 私は、子供のころ「にっぽんむかしばなし」のアニメでこの話を見てトラウマ級に怖かったのをいまだに覚えています。 低い効果音が迫る感じが、あまりに合っていたので映像で見るとまた、今の子供たちの印象も違ってくるかもしれません。
投稿日:2024/06/07
お寺のこぞうさんが、山に花を切りに行く 「一枝切っちゃ、ぶっかつね(担ぎ上げ) 二枝切っちゃ、ぶっかつね 三枝めに とうとう日が暮れたって…」 そして泊めてもらった家のおばあさんは やっぱり 鬼ばさだった 何とか逃げ出そうとする小僧。 便所へ行きたいという小僧に何と鬼ばさは 「おれの手の中に しれ」なんて言うんですよ〜 便所の神様によって逃げ出すところが最初の山場。 …男神と女神の人形が神棚に飾ってある便所。 やっぱり鬼でも便所に神様を祀るのかなあ… それとも小僧が入ってきたから、やってきたのかなあ… 鬼ばさが「こぞうこぞう ええか?」 すると神様が 「まだまあだ ぴーぴーのさかり」と返事してくれる! 子供たちはここが大好き! そして、便所の神様にいただいた3枚のおふだをつかって なんとか寺まで帰ってきた小僧 はやく中へ入れて欲しいのに、和尚さんが呑気なこと! 「はやはや!」とせかすのに 「ほおい 今ふんどしつけて」 「はやはや」 「ほおい いま帯しめて…」 このかけあいも、何度保育中に せかしているこどもらに真似されてしまい苦笑いしたか分かりません。 山の中で展開する昔話を描かせたら天下一品! 梶山さんの絵は、怖いような怖くないような…。 3才を越えたら、この話のドキドキを楽しめるかなあ。 でも、やっぱりいつかはこれ読まなきゃ損です!
投稿日:2006/10/30
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