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かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば

かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)

これ、言える? 言えたらヒーロー! みんなで遊べる! 一瞬で噛んじゃうヘンテコ早口ことば!

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くわずにょうぼう」 せんせいの声

くわずにょうぼう 再話:稲田 和子
絵:赤羽 末吉
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1980年07月
ISBN:9784834007893
評価スコア 4.75
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  • こわいぞ〜

    • くるしまたろうさん
    • 30代
    • せんせい
    • 千葉県
    • 男の子8歳、男の子5歳、男の子3歳、男の子1歳

    あるおばけの本を読んだ時に子ども達から
    「こわくな〜い」
    という反応があった。

    その日の帰りに
    「それじゃ〜,明日,頭におっきな口のある
    こわい鬼婆の本を読もうかな〜。泣いても知らないぜ」
    というと,子ども達は「きゃ〜」と。

    翌日,それでは「泣く子も黙る,恐い鬼婆のお話〜」と
    読み始めると,子ども達は肩を寄せ合って恐る恐る聞いている。

    特に,髪の毛をほどいた頭に大きな口が出てきたところでは
    「きゃ〜っ!」の声。

    昔話(再話)は,それ自体に意味が隠されているので,
    説明はあまり要らないと思っています。

    都合のいいことを言っているとろくなことはない。

    そんなことも,説教しなくてもわかるのが
    昔話のいいところだと思っています。

    投稿日:2008/11/13

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  • ぴつっ ぴつっ

    この、暗い色彩が最近の絵本にはない奥行を出しています。
    独特の表現も、怖さを後押ししていて良い。

    握り飯を「ぴつっ ぴつっ」と握る音、山姥が男を桶に入れて運ぶ時の「しっとりしっとり重たいぞい」。じわじわと静かに聞き手に迫るこの感じ。

    最近の子供はあまり昔話を知らない、知っていても微妙にストーリーが改変されている、ということを耳にします。
    退屈するかな?と低学年に読んでみましたが、みんなじっと聞き入っていました。

    私は、この話が生まれた背景が気になりました。
    いつの時代も、妻をあごで使うような夫がはいて捨てるほどいたのでしょう。家事一切を任せる割には、何の評価も感謝もしない。
    昔話として脈々と受け継がれてきたことに、怨念を感じます。

    投稿日:2024/02/07

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  • しっとりしっとりおもたいわい

    1人もんの欲張り男がおったら、飯を食わんというおんなが押しかけてきた。初めは喜んでいたけれど、実はその女は鬼婆で…。
    稲田さんの情景描写・心理描写の言葉が素晴らしい本。
    赤羽さんのこどもだからこそ全力で描いた怖い鬼婆の絵が素晴らしい本。
    女が大釜いっぱいの飯をにぎりにする「ぴつっぴつっ」という表現や、男を桶にいれて頭に担いだ鬼婆が言う「しっとりしっとり重たいわい」というセリフ。なんて怖いんでしょう!何てワクワクする事でしょう!

    読んでもらっているこどもらの不安が頂点に達した頃、鬼婆はヨモギと菖蒲のはえた場所にさしかかり「毒があっていけない」とか「刀があっていけない」と言うので、こどもらは鬼婆の弱点をしり、その先の展開に僅かな期待をもつことができます。

    欲張り男の驚きと不安、恐怖はそのままこどもたちのものとなります。草原を飛ぶように走る鬼婆の怖いこと怖いこと!
    まさに鬼の本性を表した絵です。ヨモギの汁が鬼婆を溶かしていきますが、その絵は美しくすらあります。この美しさでこどもは物語の世界から、現実へもどってくる事ができるのでしょうね。赤羽さん…本当に天才です。

    ヨモギは人間にとって毒だしの効果絶大な草だし、菖蒲の葉はまさに刀の形で、魔よけの力があると伝えられています。
    豆まきの頃、この本を読んでやっては保育園にやってくる鬼にヨモギ入りのだんごをぶつける我が園のこどもたちです。

    投稿日:2006/11/05

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  • 端午の節句のころにぜひどうぞ

    • まあささん
    • 40代
    • せんせい
    • 神奈川県
    • 女の子12歳

    4月下旬〜5月には必ず読みたくなる本です。ヨモギ・菖蒲と端午の節句をこどもたちに伝えたいからです。読み終わると必ず草餅のなかのヨモギのこと、菖蒲湯のことをママたちにも話します。日本の風習をお話と一緒にしっかり伝えたいと思います。

    もちろんそれだけでなく、女房が蔵の米をぴつっぴつっとにぎりめしにして頭のてっぺんの口にぽいぽい投げていくのを、梁の上で見ている男と同じように息を殺して見つめたり、ヨモギのしるで消えていくやまんばをほっとする気持ちでながめたり・・10分足らずの大冒険を是非一度は味わってほしいです。

    幼稚園の年少さんでも、すぐにお話すべての意味はわからないかもしれません。でも、毎年同じ時期に読んでいくうちに少しずつ理解していくようです。

    投稿日:2004/12/13

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