ハウルの動く城(1) 魔法使いハウルと火の悪魔」 せんせいの声

ハウルの動く城(1) 魔法使いハウルと火の悪魔 作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
訳:西村 醇子
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1997年05月
ISBN:9784198607098
評価スコア 4.75
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  • 読みだしたら止まらない

    映画になるよりずっと前から高い評価を受けて、多くのファンを持つ作品ですので是非ご一読あれ。

    登場人物がみんな活き活きして、本来生きてるはずない物までもが生命力に溢れています。
    人が変わったように弾けちゃったソフィ、いたずら好きのお茶目な火の悪魔、生真面目で苦労性なくせ抜け目のないハウルの弟子。そして27歳になっても落ち着かない色男ハウルに、可愛いところもある荒地の魔女。
    けっこう複雑な筋立てで、半分は分かったけど残り半分は予想もつかなかった。
    最後はおもしろかったよ。お腹が空いて、でもやめられずにパンをパクつきながら読んだ。
    絡まった紐がゆるゆると解けるように、今までの小話が全部繋がってゆきます。

    ライトファンタジーのようでいて実はテーマも用意されていて、だけどそれを読み取るか読み取らないかは自由よ、みたいな開かれたイメージでした。
    人によっていろんな楽しみ方、読み方が出来る1冊ではないでしょうか。私は二作目のが、より好きです。
    良質ファンタジー。

    投稿日:2014/11/25

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