超ロングセラーの「かばくん」。その秘密は、何といても絵本全体を流れる≪時間≫にあるのではないでしょうか?
動物園の中で、決して花形とはいえない「かば」。そのかばの親子が、圧倒的な存在感を見せてくれます。ユニークだけど大らかな優しさ溢れた親かばと大きな親の愛を一身に受けて安心して過ごす子どものかば。(とても可愛いです。)
どうぶつえんに あさがきた
いちばん はやおきは だーれ
いちばん ねぼすけは だーれ
で、はじまるかばの親子の一日。
なんでもない、本当になんでもない一日が、ゆったりと過ぎていきます。
最近、久しぶりにこの本を手にした長女は、「この本読むと、落ち着いた気持ちになれるよね〜!」と嬉しそう。
「かばくん」のスローライフは、子ども達は勿論のこと、年齢・性別を超えて(?)受け入れられているようですね。