もともと地球大好きでしたが、友達に薦められた時はなんとも思わず。
けれど渓流の村暮らしを経た今、再び手に取ると、胸がきゅぅぅぅん!としました。
ヤマメのいる透明な水のなかや冷たさ、石をひっくり返してトビゲラなどを見つける喜び、それをサワガニが食べている姿、ウドの色(本物の手触りを思い出す色づかいですね)、川の外と中というシチュエーションやヒンヤリする山の夜、満天の星。どれも体験をもとに、3Dで思い描くことのできる風景ばかり。
図書館で借りるだけでは寂しい、手元に置きたくなりました。おうちで娘と楽しみたくなりました。
シリーズ中、これが一番好きかな。
釣った魚をおいしいときれいに食べて、星を見て眠る人間。泳ぎ続けるピンク。
この対比がなんとも言えず心をうちます。
そうだ、今度この田舎へ帰ったとき、甥っ子たちに読んであげよう。
これ、渓流を知ってると知らないとでは感じ方が違うと思います。ぜひぜひキャンプ中や体験後に読んで下さい。体験の後付と思い出語りと、良い時間が持てるのではないでしょうか。