とっても健気な女の子のお話。
なっちゃんのおうちに赤ちゃんがやってきて、
今までの生活とはちょっと変わってしまいます。
我慢をしたり、自分で出来ることは自分でやったりと
少しずつお母さんから自立していく経過は
たくましくもあり、健気でもありで
少しだけ切なくもなったりしました。
ページをめくるほどに
お母さんの登場シーンが減っていくんですよね。
最初は等身大だったけれど、
次は後姿、その次は後姿が半分隠れてる、
そして、お母さんは頭と手だけになって
ブランコに至ってはお母さんの姿はさっぱり見えない。
それがきっと自立っていうことなんだろうけれど
何だかちょっと寂しいなぁって思いました。
だけど、そこで終わらないのが
この絵本の素敵なところ。
最後の粋なお母さんの一言に
思わず泣けてきました。
ほのぼのとしていて、とっても温かい絵本です。
是非是非沢山の人に読んでもらいたいなぁって思いました。