「てをあげろ！」 その他の方の声

ビリーと、これから友だちになるミミズやねずみとの出会いの場面。ここで、一気にこの絵本がすきになりました！　「てをあげろ！」なんて、物騒な言葉とは真逆の、ほんわかさとおかしさで、にんまりしてしまいます。
明るい色の絵（ピンク色のミミズ！）は見ているだけで、ハッピーな感じ。
おもしろく、あたたかいストーリーと一緒にとっても楽しめました。

ハムスターのビリー　　お父さんはギャングなんですって
優しいビリーにお父さんはギャングとしての手ほどきを教えます
怖がらせる方法を　　
「てをあげろ！」　　確かに、ギャングは相手を驚かせるのが仕事
「練習してこい」　　　
元々優しいビリーはみみずやねずみを驚かせようとしますが　うまくいきません
ねずみなんかおもしろい芸を見せてくれます　　
しかも　みんなと　友達になるのです

ところが　きつねがやってきて　うさぎをおいかけ　みみずが食べられようとした時　　友達思いの優しいビリーは　なんと！　お父さんに教えてもらった
ドスのきいた声で　「てをあげろ！」と言ったのです
もちろん　きつねは逃げていきました　　やったあ！
すごい！　いざとなると　すごい力が出るのですね　　　　
友達をきつねから守って助けたのです　　なかなか勇敢なビリー

もちろん　お父さんも喜んでくれました　　
お父さんも　ギャングとはいえ　本来は優しいギャングなのにニンマリ

　なんだか　ほのぼのとしたお話しです

親が子に、悪いことを教えようとする場面から物語が始まります。

相手に拳銃を向けて低い声で脅すなんて…と、なんだか嫌ぁ〜な気分になりましたが、そこはやっぱり絵本ならでは！
なんだかクスッと笑える楽しい展開にっ！

あまり上手くいってないように見えたけど、ちゃーんと練習の成果はあったようですね！大切な友達を守れたのだから！

ビリーが性格の良すぎる子で、本当によかったです…（笑）

主人公のお父さんが、ギャング！！

日本の絵本では、まずありえない設定に驚きつつも、
さっそく心を掴まれてしまいました！

せりふ回しが軽快で読みやすいので、
ぐんぐんと引き込まれてゆきます。

コミカルなシーンが次々と続きますが、
それだけじゃない！

ジャン＝クロードを救ったビリーは、
勇気あるヒーローです。

それにしても、ミミズの名前が「ジャン＝クロード」だなんて・・・
格好良すぎる！！
ジャンには申しわけないけれども、思わず笑ってしまいました！

　ハムスターのビリーは、お父さんから「性格が良すぎる」「優しすぎる」と心配されてしまいます。なぜって、お父さんはギャングだから、ビリーにも立派な悪者になってほしいのです。

　お父さんに言われて、ビリーは、悪者になって相手を脅してみたけれど、失敗！脅そうとした相手と友達になっちゃいました。でもね、本物の悪者を脅して追い払ったのですよ。とっさの時に適切な行動がとれるビリーはエライ。性格が良くて、優しいのは弱虫ということではありません。優しくて、賢くて勇気あるビリーに乾杯♪

　（最初の、自分より小さかったり、弱い対象を脅しにかかるという展開に、ちょっとなぁ・・という思いはあるけれど、ギャングだから仕方がない？ユーモアあり、お話が行きついた先も良かったので、まぁ良しとしましょうか）

ギャングの家に生まれたハムスターの子という、とても面白い設定の絵本の主人公です。

本当に、表紙の絵を見ただけで「ぷぷぷ」と笑ってしまいますよね〜

手がないミミズに「手をあげろ」だなんて。

実は、ギャングのパパが弾を抜いた拳銃を息子のビリーに渡して、低い声で「手をあげろ！」と言って、誰かを脅してこいと言ったのです。

人が良さそうだからなのか、「手をあげろ！」と言っても手がないミミズだったり、うさぎの女の子も怖がってくれなかったり。

でも、この「手をあげろ！」練習が、このあと、お友達になったミミズの命を救うことになるのです。

すっごく面白い！

シリーズなので、続きが楽しみです。

とても性格がいいビリーは、何をやってもやっぱりいい子ですね。
脅すだけでもなくて、ちゃんと友達も出来て、ビリーの性格がいいからきっと皆も友達になってくれたんだと思います。しっかり友達を守るために勇敢な姿も見せてくれて、結構しっかりもののビリーなのかもしれません。ビリーのマイペースさと、優しさ、そして勇敢な姿がこの１冊で見れて、とても気に入りました。