「おもちのおふろ 新装版」 その他の方の声

おもちの「もーちゃん」と「ちーちゃん」がおふろ屋さんへ行きます。

しょうゆのあしゆ、きなこのすなぶろ・・・
次々にいろんなお風呂に入りますが、
トースターのサウナでぷくーっとふくれるのにはびっくり！

湯上りにビンの牛乳を飲んだり、マッサージ機でくつろぐ姿が
ほのぼのとしていて、昭和の香りがプンプンします。

お正月明けに、
小学生の読み聞かせの時間に読みたいと思います。

おもちがおふろやさんにいくなんて、おもしろい！　しかも、いろんなおふろがでてくるのですが、どれも、なるほどと思ってしまいます。特に、きなこのすなぶろ、ちょっと笑ってしまいました。つい、きなことおもち、おいしいよねと想像してしまいました。それぞれの入浴料など、背景も楽しくて、すみずみまで楽しめます。ほっこりする絵本でした。

おもちの海水浴がおもしろかったので、こちらの絵本も読んでみました。
私はこちらの絵本のほうがおもしろかったです。
おもちがお風呂に入るわけはないですが、もし入るなら、醤油の足湯やきなこのお風呂、お鍋のお風呂があるような気がして、読みながら「なるほど?」と唸ってしまいました。
挿絵ももちろんかわいくて、癒やされました！

まず、もーちゃん、ちーちゃんが訪れる銭湯「ぽかぽかの湯」の外観が素敵。
モデルは江戸東京たてもの園の子宝湯だそうです。
昭和の貴重な銭湯建築が絵本で鑑賞できてうれしいです。
昔ながらの銭湯かと思ったら、足湯があり、砂風呂があり、サウナがあり、スーパー銭湯のような設備にびっくり！
そして、お客さんたちがとても美味しそうに見えてしまいました。（笑）

あの昭和の、レトロ銭湯独特の雰囲気を余すところなく伝えてくれる一冊。
これ、今の子どもたちにわかるかな？
わからなくても、なんだか不思議な懐かしさを感じるかもしれない。
自分も子どもの時、どう考えてもその時代に生きていないのに、昔の雰囲気のものに対して不思議な懐かしさを感じた経験があります。
だからきっと、子どもたちも、銭湯に一回も行ったことがなくても、楽しめると思います。

絵本は絵と、文章（ことば）と、両方の楽しみがありますが、この本はどっちも素晴らしい！
絵は、いろんな小道具や洒落があちこちにあるので、まるで宝探しのような面白さがあります。銭湯の壁に貼ってある張り紙一つとっても、「入浴料　やさい50円、すし100円」などと、つっこみどころ満載。「え〜、どうしてぇ〜！？」「これなあに？」「このひと変！」などと、ページをめくるたびにつっこみまくりで、忙しい読み聞かせタイムになるのではないでしょうか？

もちろん、一人でじっくり読んでも楽しめます。
江戸っ子のお寿司たちが、しょうゆの足湯に入るシーンが、落語的。
「くぅー、しょうゆが　しみるぜ」　名台詞です。よく出てきなな、どのネタ？
その後、どうなったのか気になって仕方がないのが、食パンにお餅がひっついた件。
語られていないが、数々の面倒くさい問題が持ち上がっていそう…
しかし、下町の人たちなので、大概のことは、謝ったら水に流してくれそう。
どうなんだろう…
キャラクターがたっているので、主人公たち以外の人にフォーカスして、あれこれ想像してみる楽しさもあり、いろんな楽しみ方ができる絵本です。
そして、これを読んだ後は、銭湯に行ってみたくなりますね。ぜひ、本物の銭湯にも行ってみてください。

お餅だけど
人のよさそうなおふたり
お人柄がわかるお顔ですよね！？

温泉ではなく
「おふろやさん」だから
銭湯のようですが
いろんなお風呂があるんです

お客様にだれがいるか
壁に張ってある広告や注意書きもいろいろあって
気になるし
この野菜は、〜してて
こっちでは・・・
と、いろいろ発見が楽しいです

入浴料は、「すし」が1番高いんだね（笑

笑っちゃうのが、醤油の足湯とか
トースターのサウナ！！

予想通り、お餅だから
ふくれちゃうの
大変！！

寄せ鍋のお風呂！？
食べられちゃうのかな・・・

って、心配御無用！です

焼き色がいいなぁ〜