戦争で、息子をなくした母親(マツさん)
夫も、空襲でなくなり、息子は、戦争がひどくなった時に
ガマ(ほらあな)で、自分の胸に、手投げ弾を投げつけて死んでいった。
マツさんは、息子の骨を探すために毎日毎日 マブニのガマに通います。なんと11年も通ったんです。
周りの人は、マツさんの気がおかしくなったと、思うほどでした。
息子を思う母の愛の深さは、何ものにも変えられないのです
。
絵本を読みながら・・・涙が出てきました。
我が子の歯にひびがいき、下の歯の前から左へ6番目の歯がないこと。
歯ぐきの形
息子の骨に会えたマツさんは 泣いて謝った。
「追いつめられたら、死ね、
死ぬのがほまれと、みんな教えた。 このアンマーも
ヌチドゥタカラと、教えなかった。ゆるしておくれ
ゆるしておくれ!
生きていて やりたいことが、たくさんあったろうに・・」
戦争は、こりごり 日本はどこの国とも戦争しないことに
、みんなできめたよ。
ヌチドゥタカラ(いのちこそ たから)
マツさんは、そう言った。
今もなお、イラクやイスラエルで戦争が起こっています。
多くの罪のない人たちが空爆で、死んでいます。
8月6日の広島の原爆投下の日が近づきこの絵本は、私に
今何をするべきか 教えてくれました。