とっても楽しい絵本でした!
豊富な品揃え、こわだりの商品、どのお店の店主さんも誇りをもってお仕事をされている様子が伺えます。みんなその道のプロ。どのお店でも安心して、いいお買い物ができますね。売る人も買う人も幸せになれる、そんなお店が集まっていました。個人商店の良さ、値打ちが伝わってきました。
お買い物をする動物たちに交じって、私も、どれを買おうか、何を食べようかと真剣に迷ったり、悩んだりしてしまいました〜。
丁寧に書き込まれた絵は温かみがあって、素適です。お店屋さんのネーミングも面白いです。何屋さんをどの動物にお任せしようかと、さいとうさんは、きっと楽しみながら あれこれ考えられたのだろうなーと思いました。本屋さんは知恵の象徴のみみずく(フクロウ)さん、郵便局はやぎさん・・・など。
たくさんのお店、そして商品を楽しむだけでなく、同じ動物を別のお店でまた見つけたりと、「へー」とか「ほー」とか言いながらページを繰っていきましたが、最後に、実はこの絵本は、単なるお店屋さんの紹介ではなく、時間が進行していてストーリーがあったことにびっくり!(改めてページを戻ってみると、お店を巡っている間に時間がたっているのが各お店の時計でわかりました)
ちっちゃな絵本の中にたくさんのお楽しみが詰まっていました。飽きることなく、いろんな楽しみ方ができる絵本だなと思います。
そして、歌がついているのも、良いですね。たくさんのお店ですが、メロディーをつけると より楽しく、次から次へと、読み(歌い?)すすめることができました。子どもさんにはぜひ、メロディーをつけて読んであげてくださいな!