【内容】
グミ、炭酸水、ジャム、ガム、納豆、燻製…普通はお店で買ってくるようなものを、自分で作ってみよう。いろんな材料や味付けに挑戦。あり得ない組み合わせなのに、意外とおいしかったり、逆によさそうだと思ったのにダメだったり。食品をつくるのは冒険だ!
家庭で簡単に、安全にできる方法で楽しみながら食品をつくってみる本。自由研究などにおすすめ。
【感想】
どの実験も、オヤジ(筆者)が頼まれもしないのに、あれこれいろんな味付けや材料、方法を楽してみてくれている。例えば、グミを作るとき、果汁100%ジュースを使うのは普通。ジュースの味を変えるのではなく、梅干しとかビールとか、味噌とか、あり得ないものをやたらに試しているのが、驚きだ。どうしちゃったのだろう?
「まずいと思ったけど、意外とおいしかった。」「予想通り(ひどい味)」など、結果はまちまちだが、オヤジのチャレンジ精神というか、サービス精神とういうべきか、わけのわからないテンションの高さと炸裂するやる気エネルギーに圧倒される。
こんな愉快なオヤジがいたら面白いだろうけど、子どもたちは意外とクールに見守っている。子どもの方が大人の態度で、笑える。
早速、サイダーを作ってみた。松の葉がないので、バナナなどの他の材料で、味がましな感じにできそうなものを応用してみた。なかなか炭酸が湧いてこなくて、苦戦したが、そこそこのものが出来上がった。こんどは無難なところでグミを作ってみよう。
こういう「子どもと一緒に実験する本」は、意外と大人になってからのほうが楽しめるのかもしれない。素直に、童心に返って、子どもの自分と遊んでみた。
今年は頼まれもしないのに、勝手に夏休みの宿題の自由研究をやってみた。子どものころの自分に差し入れしてあげたい気持ちだ。