新美南吉さんのお話です
井上ゆかりさんの絵が淡い虹色のように描かれていますから
でんでんむしの悲しみがよけいに悲しさを誘うのです
でんでんむしはからの中に悲しみがいっぱい詰まっていて 生きるのがしんどくなるのです
「わたしは もう いきていられません」
でんでんむしのかなしみは 他のでんでんむしもおなじようにかなしみをもっていると 言われて はじめて 自分だけではないのだ 悲しみを持っているのはと 気がつくのです
人間も同じように 悲しみは自分だけが持っていると思う時があります。
でんでんむしから 悲しみは自分だけではない こらえて生きていくんだと教えられます
私は このお話を今の皇后様が子どもの頃に読まれたと知り
皇后様もまた いろんな悲しみを持って生きておられるのを知りました
私の母は94才 昨日退院してきて 「良」言っていました 仏様に感謝のお経もあげました
しかし・・・・自分の衰えを 悲しんでいて 「死んでしまいたい」とも言います
なんだか このお話を読むと 涙が出ます
もう一つのお話の きょねんの木のお話も 木と小鳥の関係
命を感じる お話です
木も鳥も でんでんむしも 人もみんな命があるのです
生まれ 死んでいく その輪廻を感じられたら すごいですね〜
他の絵の作品も是非読んでみます
新美南吉さんの お話は優しくもあり 人の生き方を導いてくれています