1に続き、この作品も楽しませていただきました
知っているグリムの話でも
スムーズに読めるのは
松岡さんの訳仕方のセンスと
思い入れなんでしょうね
私は、子どもの頃
「ブレーメンの音楽隊」って
年老いたら、捨てる・食べる!?
という人間の勝手さと
あれ?ところでみなさん
ブレーメンに行かなくていいの?
と、いう感想を持っていました
なんか、腑に落ちない というか
お姫様関連もそうです
都合がいいというか
でも、この作品には、きちんとした
理由というか因果関係があり
なるほど!と納得します
でも、私の頭が固いもんで
どうもすんなり笑えない
外国!?的思考といいますか
の内容のおはなしもあります
例えば、「かしこいエルシー」
え〜っ って思っちゃう
きっと、こども達は想像の世界で
おかしさを膨らませて
大笑いなんでしょうね
「雪白とばら紅」は「かえるの王子」と似ているけど
こちらは、子どもの頃から好きでした
小人=妖精・いい人 と思い込んでいた私に
ガ〜ンときたくらい
ひどい小人の登場でびっくり
それでも、やさしく接する二人に
なんて偉いんだろう!と純粋に感心したんですね
私もそうあろう!と(笑
かえるの王子さまの時は違うじゃないですか
人間のいやらしさが出ちゃうというか
それもそうなんだけど・・・
でも、やっぱり、こっちのふたりのきれいな心を持った
2人に憧れます
その気持は、おばさんになっても
変わりません(笑
巻末には、松岡さんによる
ワンダの生涯についても書かれています
ワンだが心血を注いだ作品に魅了されるのは
当たり前です!!
小学生には、出逢ってほしい2冊です