だるまどんとだるまちゃんが、沖縄に行って新しいお友達と一仕事するお話。
2018年刊行。沖縄の不思議な存在「キジムナ」がお友達になってくれる楽しいお話。沖縄に行ったことがあるので、海の色や、植物の様子、風の匂いなどが思い出されて楽しかった。
キジムナは、いろんな本に出てくるが、絵描きによって姿がいろいろある。ここでは普通の子どものよう。ご飯を食べて、普通に生活していそうに、生き生きしていた。
沖縄では、不思議なことが普通に起きるような雰囲気を感じた。
何が起きても不思議ではないような感じだ。そこに住んでいる人ではない、旅行者の目線でそう思ったのかもしれない。何となく不思議なことが普通に起きるような気がするのは、沖縄の伝説や現在も活躍する霊能者(ユタ)、怪談話の影響かもしれない。
いずれにせよ、沖縄の不思議な存在が、のびのび暮らせるように、自然や人の心がきれいであり続けられますように。