数年前から、高畠那生さんワールドの魅力にどっぷりハマっているわたしも、新作を読むたびに ガーーーン!!!と新鮮な衝撃を受けます。
だから、高畠さんの絵本が大好き!!
こんな発想、どこから湧き出てくるんだろう?!って、いつもいつも、びっくりニンマリしちゃいます。
「そらから ぼふ?ん」!!主人公の帽子が吹っ飛ぶほどの大きなもの、いったい何が落ちて来たんだろうと急いでページをめくったら、まさかの食べもの!!まさかのホットケーキ!!!(???)
えー、でも、バターもシロップも無いんじゃ…と思っていたら、畳み掛けるように落ちてくる落ちてくる!!
ホットケーキに押されて、木が若干シナっているのがちょっと可哀想で妙に可愛い。
ふつうなら喜んで全部食べちゃうのがお約束のこんなシチュエーションも、高畠さんの絵本では意外な方向へ進みます。
えええ?!間に挟まって寝ちゃうの!?と、ああでも確かに気持ち良さそう…と、自分も、終始 主人公と同じ表情になっていたと思います。
目覚めた時に、ホットケーキの隙間から覗いた森の景色がとても好き!森の木にまで一本一本個性があるところも、大好きな高畠さんの世界です。
家に帰って、安心できる場所でホットケーキを食べた主人公と犬は、きっと幸せな気持ちで眠りについたことでしょう。
わたしも、今日は大きなホットケーキの夢を見られそうです。