おたまじゃくしがたくさん みんなは足がはえて 手が出てカエルに成長して 池から出て行きました
だけど いつまでたっても、足も手もでてこない おたまじゃくし・・・
「きょうだい がんばれよ!」 「みんなで おうえんしてるからな」
この言葉に 励まされます(なんて 優しい 仲間たち)
でも、おたまじゃくしは 池の中の他のいきものたちに
からかわれ ひげ引っ張られたり、いじめられます・・・・
「いたいよ! いたいよ!」
「やめて! やめて!」 涙があふれてかわいそう・・・
ところが ひげをたぐりよせて 食べてしまうのです
「あれ? おいしい!」
そしてどんどんおおきくなるんです
そんなとき 仲間だった カエルたちがやってきて
ナマズだと教えられるのです
カエルたちの 仲間意識のすばらしさに じーんと来ます
「ぼくの 兄弟たち ありがとう!」
ナマズはかえるたちに感謝して 涙のお別れ
そして ナマズの仲間の元へ
よかった よかった!
田島征三さんの子どもの頃の 実体験から生まれた絵本です