おばけのアッチ スーパーマーケットのまき 」 その他の方の声

おばけのアッチ スーパーマーケットのまき 作:角野 栄子
絵:佐々木 洋子
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,210
発行日:1984年06月
ISBN:9784591011126
評価スコア 4.63
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  • シリーズ13作目。
    おばけのアッチとお馴染みの面々が、スーパーマーケットで引き起こす騒動。なにせネズミとおばけと猫は、お店に入れない。知恵を絞って人間のエっちゃんは連れて行くのだが、好奇心の塊のこの子たちがおとなしくしているわけがない。
    予算を考えずに好きなものを全部欲しがるワガママぶりや、なんでも勝手にいじくりまわして玩具にしてしまう様子。「約束」しても、誘惑に負けて破って暴れまわってしまう様子など、小さい頃の自分のふるまいを思い出させてくれる。上空を飛んでいるおばけに、お客さんは買い物に夢中で品物しかみていないから気がつかない。
    買い物をする時、人柄が全部でてしまう。

    きっと作者は意識して書いていないかと思うが、コックのアッチの休みが月に1かいだけとか、住所不定のボンが仕事にありつくためにあれこれ画策している様子が、人が労働する時の苦労を表しているようで、切ない。
    私も経験があるが、休みがとれないとか、ワーキングプアとか、条件が良くないところで働いていたことや、大変な割には賃金が安く雇用も不安定な生活を思い出した。でも、いまもそうだという。(むしろもっと悪くなったという話も聞く。募集しても人が集まらない)

    単にかわいくて面白い、というだけではなく、ちょっと悲壮感や生活苦が隠し味になっている気がするが、深読み&勝手に妄想しすぎだろうか?

    いずれにせよ、スーパーではおとなしくふるまおうと思いました。

    投稿日:2019/07/24

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