言葉が突き刺さってきました。
絵が覆いかぶさってきました。
ウクライナで起こっていること、パレスチナで起こっていること、それらが派生して拡大化している戦争と、傍観するだけの世界を痛烈に嘲笑しているような、ニヒルさを感じました。
戦場で戦っているのは、本当にロボットでしょうか。
ロボットにならないと、人を殺せないのではないでしょうか。
ドローンや無人機や、AI兵器に戦いを代行させることはゲームでしょうか。
それにしては代償が大きすぎるように思います。
伝えられる報道は事実でしょうか。
作られたバーチャル・リアリティに振り回されてはいないのでしょうか。
でも、人が死に、町は破壊され、環境は急速に劣悪化され、地球が終末に向かおうとしている中で。恐ろしいほどに独善化している国の姿を揶揄しているようにしか思えません。
恐ろしい絵本です。
真っ向から挑みかかってくる絵本です。
目を背けないで、向き合って欲しい絵本です。
平和を望むならば、ロボットになってはいけません。