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きらいさ きらい」 その他の方の声

きらいさ きらい 作:中川 ひろたか
絵:工藤 ノリコ
出版社:理論社 理論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2009年06月
ISBN:9784652040829
評価スコア 4.42
評価ランキング 12,376
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  • 大人が読んでも十分楽しめる絵本。

    表現がロックです。心の叫び。
    詩の面白さ全開。詩というと、かしこまった、繊細な印象があったのですが、
    この本の詩は、皮肉とユーモア。ジョークともいえる。
    子どもの頃の私が読んだら、笑うだろうし、共感する部分もあるだろうなあ。
    しかし、そろそろ四十を迎える私が読んでも、笑って、共感して、驚いて、あきれて、ばかばかしくて、でもほおっておけなくて、愛着を感じてしまいます。

    人生経験があってもなくても、こういう気分になるよね〜と思ってみたり、
    そんなこと考えもしなかったけど、たしかにそういうこともあるかも!と驚いたり。
    ページをめくるごとに、新しい世界が広がります。
    新しい世界・・・というよりも、新しい感性。感じ方、考え方、個性・・・そういうものに出会います。実に激しい出会いです。元気がない時は、いい刺激になって、妙な励まされ方をします。

    太ったオヤジばっかり出てきて、オヤジ臭がするような画面です。
    実際はアイスクリームや、赤ちゃんも登場するのに、全員「オヤジ」に見えてしまうのが、この本の面白い仕掛けなのか?!
    そして、全員、ままならない現実に直面しています。
    人生は、思い通りにいかないのよ。
    この絵本を見てしまった子どもたちは、きっとそういうふうに励まされていくのかもしれません。いいことばっかりじゃないって、いつかは気が付くもの。
    自分の子ども時代も、思い返せば、欲しいものが買ってもらえなかったり、他の子よりも不細工な自分に気が付いてしまったり、ままならない現実に直面しまくりでした。
    厳しい現実は未だに続きます。この絵本で励まされ、先に進みましょう。

    投稿日:2017/01/03

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  • きらいが共感できるきれいな表現

    この絵本のタイトルを見たとき、私は「ヒト」に関するきらいだと、勘違いをしてしまいました。しかし、この絵本は、ヒトがケンカをする話ではなく、モノの立場で考えたきらいの絵本でした。内容も、きらいが共感できるきれいな表現だったため、すらりと興味深い内容が頭に入ってきました。

    投稿日:2016/12/26

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  • 本音でしゃべろう

     「そうだよね〜」、「あ〜なるほどね」、「ふんふん」、「そっかー」と共感しながら読みました。みんな、それぞれ言い分があるのですね。それも、その時々で正反対のことを言ってしまってる。でも両方に納得してしまうのが面白いところだと思いました。

     日常的に「きらい!」と大っぴらにいうことは、あまり ありません。子どもがいうと「わがまま言うな」になるし、大人が言うと、後でなんだか ややこしくなる。だからこそ、ちょっとニヤッとし、すっとするところのある絵本でした。注射の言い分、なるほど!と承りました。面白い「きらい」がいっぱいです。

     子どもとの会話の糸口にして、本音をひきだすことも出来るのでは? そして、「すき」が一杯になったらいいな♪と思います。

    投稿日:2016/12/20

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  • きらいがおもしろい

    きらいな理由が可愛らしい。
    そっかぁ〜そうだよね!と、どちらにしても納得。

    わがままだなぁと思いつつ、自分のきらいなものを思い浮かべてみました。

    私も、なんてわがままなきらいなんだろうと苦笑い(笑)

    きらいにも色々あって、面白かったです!

    投稿日:2016/12/21

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  • 愛おしい絵本

    中川ひろたかさんの作品の中でも、
    また、工藤ノリコさんの作品の中でも、大好きな一冊です!!

    一行目には、なにがなにを嫌うのか、
    二行目には、なぜそれを嫌うのか、
    そしてとなりのページには、その様子が描かれています。

    ごく短い言葉がスッと胸に入ってきて、とても心地よい。
    「きらい」なのに、不思議なことに 安らぎすら感じるのです。

    それから、工藤ノリコさんの絵が抜群に可愛い!!
    キャラクターがアップで描かれているイラストは、
    工藤さん作品の中では、ちょっと珍しく感じます。
    ファンとしては、新たな魅力に発見できて、これも嬉しいかぎりです!


    そんな心地よい文章と可愛いイラストで
    1ページ目からユーモラスな「きらい」が続き、
    ふふふ、と油断したところで 開いたのがこのページ。

    「きょうは きのうが きらい
    そんな むかしのことなんか」

    「きょうは あしたが きらい
    そんな みらいのことなんか」

    この2ページに、ぎゅうっと心を掴まれました。
    絵本って、すごいなあ。
    100文字に満たない言葉と、その言葉を包むようなイラストで、
    一瞬にして とりこになってしまいました。

    「最近うまくいかない」と感じた時に、何度でも開きたい。
    ちょっと不機嫌なタイトルとは裏腹の、
    なんとも愛おしい絵本です。

    投稿日:2016/12/10

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  • しかめ面なのに憎めないキャラクター達、だれが何を嫌いなのか気になってこの本を手に取りました。本を開くと、”身近なもの”達が2つの「きらい」を理由付きで主張してきます。子どもに読み聞かせながら、心の中で『そうだよね』と「きらい」に共感したり、大人って「これが嫌いならあれが好きなんだろう」と他人の好き嫌いを決めつけて押しつけがちだよねぇと思ったり。読み進めていくうちに「きらい」と言えなかったときの窮屈で悲壮な感じが解放されて、読後、爽快です。イヤイヤ期の子どもを相手に「ダメ」ばかり言っていた自分を反省。子どもを叱った後の気まずい空気をどうにかしたい全ての親にすすめます。

    投稿日:2016/12/14

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  • 想像したこともない

    こうも「きらい」とはっきり言われると、かえってすがすがしい感じです(笑)
    しかも、どれも、楽しいんです。「よる」だったり「きょう」だったりのきらいなものなど、生まれてこのかた想像したこともないのだから。
    あたたかみのある絵とあいまって、読み終わるころには、「きらい」が「すき」に思えてきました。
    子どもはもちろんですが、大人へプレゼントしても良さそうです。いろいろ気をつかって、いいたいことも言えず悩んでいる大人が読めば、不思議とすっきりしそうだから。

    投稿日:2016/12/06

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  • おもしろいなぁ〜

    中川ひろたかさんも工藤ノリコさんも大好きなので、2人が組んだらどんな絵本になっちゃうんだろうとワクワクしながらページをめくりました。

    抜群の相性ですね〜

    工藤ノリコさんの絵って、どうしてこうも笑いのツボに自然と入ってくるのでしょうか。

    注射なんかは、こわがるのがおじさんで、こわがらないのが赤ちゃんとか(笑)もう、おかしくておかしくて。

    ぜひぜひ、子供たちと楽しみたい絵本です。

    投稿日:2016/12/02

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  • なるほど・・・

    娘が小学5年生の時に
    「自分をまるごと好きになろう。リフーミング」という授業を参観しましたが、
    そのことを思い出しました。

    物事を多方面からとらえる、短所も長所、という内容だったと思います。

    「アイスクリーム」は暑いのはきらい、すぐに溶けちゃうから・・・
    でも、寒いのも嫌い、みんなが食べてくれないから・・・

    内容も楽しいし、工藤ノリコさんの絵がピッタリです。

    6年生になった娘は、笑って読んでいました。

    投稿日:2016/11/20

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  • じゃあ、何がすきなの?

    「アイスクリームはあついのもさむいのもきらい」ときいたわたしは、「じゃあ、なにがすきなの?」と聞きたくなりました。全部がふしぎでしつもんしたくなります。
    ピーマンがきらいなやおやさんときいたら、思わず「おなじだ」と言ってしまいました。
    うらびょうしを見てください。やおやさんか、とんかつやさんががんばったのかな?というのがわかります。
    この本は、わたしと同じところも、違うところもありました。

    投稿日:2013/03/16

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