絵本を選ぶときは発行年月日を見たらいいというのを聞いたことがあります。昔から愛されてる本は、いい絵本の証拠だって。この絵本は1956年。今でも世界各国の子ども達に読まれているのです。
私はこの絵本をオーストラリアで見つけました。日本で販売されてるのとは違ってハードカバーでなく、表紙の絵のカラーも黄色と緑です。物語りも絵も古いかんじがしなく、今の子ども達も十分楽しめます。内容は一匹のお風呂嫌いの犬が家をとびだして、思う存分汚れて帰ったら、別の犬と間違われてしまう、でもお風呂に入ったらわかってもらえるっていうお話です。
この話は何だか奥が深いと思います。犬は他の動物より感情表現ができると思うのですが、言葉が伝わらないため、自分だってことをわかってもらえません。見た目が違うから、家族はよその犬としてかまってあげません。何だか悲しい。人間は見た目しか見てないっていうのを感じます。必死に自分だよ、ハリーだよって得意の芸をする場面がインパクトを与えます。最後にお風呂に入ってきれいになってまた家族にかわいがられ、幸せをかんじてるハリーで絵本は終わります。ハッピーエンドといえばそうなのですが、この年でこの絵本を読むと考えさせられます。