「おはなしのたからばこワイド愛蔵版(15) くわずにょうぼう」 その他の方の声

こんな日本民謡があったなんて、知りませんでした！
しかも結構、怖いっ…！！

女房の正体をドキドキしながら読み進めましたが、私の予想したものより遥かに恐ろしいものでした（笑）
それに、てっきりケチな男を懲らしめる結末かと思いきや…

このお話、子どもの頃に知りたかったなぁ〜！
スリルがあるので、きっと大好きになったと思います！

どんなお話かと思いながら読ませて頂きましたが、意外と結末は怖いお話で、少し驚きました。
はじめの方はどんな風に展開されていくのかと思いながら読んでいましたが、なかなか展開は開けず。
急に怖いお話へと変わってしまい、驚きです。
大人なら大丈夫かもしれませんが、小さなお子さんには向かないお話かなと思います。

昔話に、導入部分があって、「くわずにょうぼう」の意味を教えてくれる、なんともあやしげな現代の女房が台所にいます。

そして、昔話が始まります。

「家族を養うのなんてまっさらだ！ましてや、働きもせず食べるものだけはしっかり食べる子供なんていらん！」という、なんとも現代っ子が言いそうなせりふをはく、けしからん男の元に、食べ物はなにもいりませんから嫁にしてくれと、綺麗な女性がやってきます。
そんないい話はあるわけないので、女には裏の顔がありました。。。

そして、昔話が終わると、また冒頭の現代の妖しげな女房が登場します。
この女房も妖しい。。。

とても面白い絵本です。

とても斬新な物語のスタートでした。
こんな絵本もあるんだ！とびっくりせずには居られません。

物語の内容は、子供向けなのですが大人でも楽しむことができました。

知らないストーリーだったので、どうなるのかなと、
女房には何か秘密があるはずだとドキドキしながら読みました。
結末にはびっくりしましたが、こういう絵本も面白いなと思いました。

ご飯を食べずに、よく働いて、美しく……。そんな人間はいません（笑）
その正体をうすうすわかってはいても、いざそのページをひらいたら、どきっとしますね。すごい迫力です。
ひきこまれる文章もあいまって、一気に読んでしまいます。
最後のページでちょっと一息ついて、本をとじられる感じです。