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発達と障害を考える本(10) ふしぎだね!?視覚障害のおともだち」 その他の方の声

発達と障害を考える本(10) ふしぎだね!?視覚障害のおともだち 監修:千田 耕基
編:大倉 滋之
出版社:ミネルヴァ書房
税込価格:\1,980
発行日:2008年02月20日
ISBN:9784623051090
評価スコア 4
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  • わからないことだらけ

    いろいろなタイプの視覚障害(弱視、全盲)を小学生をモデルに、生活上の問題や周囲の誤解、それの対策などを紹介する絵本。第2部は視覚障害についての詳しい説明。

    見えない=全盲だけではなく、弱視といってめがねをかけても視力が0.3未満で、文字を拡大すればふつうの読み書きの学習ができる人がずっと多いという。
    漫画で紹介されているケースは、見た目で弱視とわからないで、事前にクラスメートに説明もないので、普通の子みたいに周囲が見えない、他人の顔が見えないなどの状況でおきるいろんなトラブルが紹介されている。文字を拡大するのに使う道具や、全く見えないことによって学校の行事が楽しめないなどなど。切ない事例が数多く、心が痛い。
    ただ、事前に説明したり、簡単な工夫で相当こういうトラブルが防げそうな気がする。視覚障害は、周囲の人が比較的理解し易いかもしれない。視覚障害がなくても、人間、スマホの使いすぎや老眼などでだんだん見えにくくなっていくので、他人事とは思わず、自分のこととして真剣に考えたい。

    投稿日:2020/08/16

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